盛夏の花たち

開作は佐々川の上流域にあたり、砂岩層が深くえぐられた峡谷があります。
この時期は、峡谷ではイワタバコが沢山咲いています。開作から~吉井町(御橋)当たりまで連続的に見られます。
安全に沢山のイワタバコに出会いたいならば、吉井町の御橋観音がお勧めです。
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比較的広い草原が有り、毎年野焼きを続けているので草原性の植物も多く見られます。
今はノヒメユリ・カワラナデシコ・クルマバナ・オトギリソウ・メハジキなどが咲いていますが、オトコエシやオミナエシも蕾が膨らんでいます。
ノヒメユリはイノシシの被害に、カワラナデシコは採取により非常に少なくなりました。カワラナデシコの花にはクロウリハムシがやって来て直ぐに花弁を食べるのでなかなか綺麗な花に出会えることは少ないです。
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アライグマの親子連れと遭遇

ミヤマアカネ田んぼ水路の見回り中に親+仔2のアライグと遭遇。
日本の生態系に大きな影響を与えているが、子どもは愛らしい。親は直ぐに逃げた。
左側の仔は脅えているのか固まっている。しかし、左側の仔は近寄ってきた。
自宅の近くや国見山などに定点カメラを数カ所に置いているが、どこででも写っている。特に水辺は好きで採餌しているのが写っている。前足が器用で手のように使って餌を捕っている。サワガニ・カスミサンショウウオ・カエル類には大きな影響を与えているだろう。
仔は可愛いが、この外来種により多くの在来種が影響を受けている。しかし、この原因を作ったのは人間の大人・・・。アライグマには罪はない。
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カッコウとチゴモズ

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カッコウ
毎年この時期になると自宅から遠くで鳴くカッコウの声を聞くことはありました。しかし、自宅近くで鳴くことはありませんでした。初認(5月31日)から数日すると自宅側のヒノキ林にも来て鳴くようになりました。声は聞こえるのですが姿はなかなか見せてくれません。ところが、二階の窓からヒノキの頂で鳴いているのが見えることが分かりました。観察していると自宅の庭に植えているオニグルミにもやってくるようになりました。この時は採餌をしているようでした。(追記:オニグルミにクスサンの幼虫が沢山いてそれを食べているようです)

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チゴモズ
5年前に自宅側のスギの頂で鳴いているのを見たのが初認でした。独特の鳴き声を覚えてからは毎年開作で確認出来ています。今年は6月5日に自宅側のヒノキ林に来ていていましたが、9日には移動したのか声が聞けなくなりました。長崎県では希少種(CR)に選定しています。

長崎県本土唯一のバイカウツギが開花

バイカウツギ(アジサイ科)別名サツマウツギ。
変種としてニッコウバイカウツギ・シコクウツギがある。 
花の形が梅に似ていることが和名の由来。花はすがすがしい淡い香りがするが、葉はもむとキュウリの香りがする。
長崎県植物誌では県内の分布は対馬(上県・美津島)で、少ないとされているが、佐世保市世知原町で1989年5月14日に1株が林縁に成育しているのを発見した。今も健在で現在花が咲き始めている。
世知原町郷土史にも記載した。
両性花であるが一株しかないので種子ができない。おそらく自家不和合性なのであろう。
挿し木で簡単に増やせるが、このままではこの一株になにか有れば絶滅するので、どこかで一枝を手に入れ絶滅を防ぎたいと思っている。

同じ仲間ではコガクウツギが、スイカズラ科のハコネウツギ・シロバナハコネウツギも開花。少し遅れてウツギ(卯の花)が開花します。

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茶畑内の大きなヤマナシ満開

新山のI さん宅の茶畑に育つ大きなヤマナシが満開です。秋には直径3~6センチほどの実が沢山なります。完熟して落ちはものは結構美味しいです。
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大山祇神社春の大祭

お祭りで舞われる、平戸神楽は、壱岐を除く旧平戸藩領内の各神社の祭礼で舞われており、神社の祭式にあわせて小神楽(8番)、中神楽(12番)、大神楽(18番)、大神楽(24番)の4種に別けられ、代々神職によって伝承されています。
もっとも番数の多い大神楽は岩戸神楽とも呼ばれ、亀岡神社の秋季例大祭(毎年10月26日)でのみ奉納されており、すべてが終了するまでに7~8時間を要します。
宮崎県の高千穂神楽とともに九州を代表する神楽です。大山祇神社では次の4番①荒塩(あらしお)、②折敷(おしき)、③山之神(やまのかみ)、④舞上(まいあげ)が奉納されます。
奉納される4番を見るには  https://youtu.be/dnO5fJHdkwc
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草原の火入れ

野焼き(火入れ)
野焼きは市から許可を得て実施しますが、許可の期間は1ヶ月間。今年の野焼き予定日は2月10日でしたが雨で延期、毎年の事ながら適する天候と休日がなかなか一致せず、二度の許可申請がされ、結局3月24日となりました。
野焼きでは各地で死亡事故が起きていますので、風の向きなどの細心の注意を払い、火を付ける者が十分な意思疎通の元に行います。
また、延焼も怖いので火を入れる際は防火線(燃えやすい草などを10mの幅に切る)に動力噴霧機で十分に水を撒きます。
それから、①風上側から ②高い位置から ③森林の際から火を入れます。

開作地区の野焼きは平戸のように、広い面積を焼くのででなく、点在する7へクタール程の草原を移動しながら焼くので、面積の割りに時間がかかります。
これらの草原には、ゴマノハグサ・ノヒメユリ・ヒメヒゴタイ・オミナエシなど希少な植物が多く、野焼きによって保全されています。
野焼きの状況は https://youtu.be/xUyLN7MZVCs
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金比羅山の野焼き


地上で採餌するアオバト

アオバト(ハト科)
世知原町では冬期国見山から麓の開作付近まで独特の「オーアーオー」と言う声が聞かれます。
国見山(標高777m)では標高450m位までがシイ林域でそれより上はアカガシ林域となります。
登山口付近はアカガシのドングリが沢山落ちており、これを食べに地上に降りているのでしょう。足音に驚き飛び立つのに何度も出会いました。
図鑑では九州でも繁殖するように書かれていますが、この辺りでは冬鳥として渡来しているようです。定点カメラにはオシドリもアカガシのドングリを食べるために群れで地上で採餌する様子が写っています(https://youtu.be/BGDy4pRRiO0)。
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定点カメラ映像のキャプチャー

アオバトの動画はhttps://youtu.be/AkZ5elFQDeM

春を告げるオガタマノキ

オガタマノキ(モクレン科)
春に花を咲かせる樹木では、ナンバンキブシやアオモジが代表的でいずれも落葉樹であり花の色は黄色。
開作では道路の脇などで普通に見られる。
もう一種春を告げる花としてはオガタマノキがある。こちらは常緑樹で花は白。清楚で実に美しい。しかし、かなり大きくならないと花が咲かないために、手にとって見ることは難しい。
開作では道路から見える場所に4株。上野原に1株あり今満開。
オガタマとは「招(おき)霊(たま)」が転訛したもので、現在の神事ではツバキ科のサカキが主に使われるが、元来はオガタマノキが使用されたといわれている。
諫早市小長井町のオガタマノキは幹周り9.1mもあり、日本一の巨樹。
佐世保市では小舟町藤山神社のオガタマノキが幹囲4.3m。世知原町では山口神社に幹周り3mのものがあるが、開作には幹周り3.72mで県内5位の巨樹がある。しかし、幹周りでは山口神社のものより大きいが姿では負ける。
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花は直径2~3センチほどと小さいために、遠くから見ると雪が積もったように見える
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香りが強いと書かれていることが多いが、鼻の良く利く私にはそう感じられない。美しい花である。

早春の草花→https://furusatoiine.at.webry.info/201903/article_1.html

杉花粉一気に飛び出す

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そろそろマスクがいるかな~と思いつつ、いつもの散歩道を歩いていると国見山の麓がなんとなくもやっている。
谷間の杉林が見える場所まで来ると・・・なんと杉の花粉がじゃんじゃん飛んでいる。動画を撮って軍手をマスク代わりにして、急いで帰宅いました。帰って直ぐに花粉症の薬を飲みました・・・幸い何事もなくホットしています(2019.2.23)。

動画をユーチューブにアップしました。https://youtu.be/CBPqewwoQOA

ノイヌの群れ

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昔は普通にいたノイヌ(野良犬)。槍巻林道に設置している定点カメラに、4頭でしばしば写っていました。今年になってからは写っていません。
完全なノイヌではなく、登録をせずにどこかで飼われていたのでしょうか。世知原町以外から来ていることに間違いはないようです。

ユーチューブリンクアドレス:https://youtu.be/PxGUiDxmciI
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北松浦郡佐々町のシカ

世知原町開作に関係した話題ではないのですが、長崎県北部(本土)では鹿町町・小佐々町・江迎町・佐々町にシカが生息しています。
分布域(フィールドサインの食痕や糞、定点カメラ)を調べていますが今のところ、佐々町より東へは入っていないようです。
放っておくと、イノシシと同様確実にこの辺りにも広がります。

県内の分布からみて自然分布ではなく、以前鹿町に有った動物園からの逸出だと思われます。秋になると鹿子模様がなくなるので外見からはニホンジカのようです。
日本に棲息するニホンジカはエゾシカ、ホンシュウジカ、キュウシュウジカ、マゲシカ、ヤクシカ、ケラマジカ、ツシマジカの7つの地域亜種に分類されています。
動物園由来なのでどの亜種か不明ですが、大きさからホンシュウジカもしくはキュウシュウジカではないかと思っていますが、雑種かも知れません。
いずれにしても、シカが増えると不可逆的な植生破壊が起きます。最も心配なのは固有植物の多い平戸へ分布を広げることです。

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動画をユーチューブにアップしています   https://youtu.be/oaz4R3YF22Q

タヌキ→ネコ→キツネの連続マーキング

本ブログは佐世保市世知原町町開作地区の自然や行事を紹介しています。
https://kaisaku.at.webry.info/201406/article_11.html

自宅近くに設置している定点カメラには、この辺りに生息するほ乳類の殆どが写ります。
面白い動画も時々あります。
今回の動画はそのうちの一つです。  https://youtu.be/fQ90a_JurnE
キツネの鳴き声も入っています。

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マーキング中のネコ。画像では見えませんが、尿を後ろに飛ばしています。
このネコは我が家にも来てあちこちにマーキングをするので困っています。

他にも以下のような動画をアップしています。定点カメラでしか見られない
動物の生態です。

ノスリの水浴
https://youtu.be/cZxWB9MoPqc

1/11/19ヤマドリ
https://youtu.be/DXHe4o6TybA

トラツグミがミミズを捕らえる
https://youtu.be/GejVCTkLSo0

キツネの鳴き声3種
https://youtu.be/Qf0VaYQIdOk

森の中でドングリを食べるオシドリ
https://youtu.be/BGDy4pRRiO0

テンとキツネのマーキング合戦

面白い動画をユーチューブにアップしました。https://youtu.be/ub5njw7dsfI

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○囲みの石に、まずキツネが放尿(マーキングにしては量が多い)、テンがやってきて同じ石にマーキング、キツネが来てマーキング・・・とこのようにマ-キング合戦をしていました。
両種ともに同個体かどうかは不明です。
この後は、キツネは別の場所にマーキングをしていました。

氏神様への初詣

今年は曇りの新年でした。
夜明け前から氏神様の「大山祇神社」にお参りしてきました。
例年、神社担当の方がたき火をして参拝者を迎えてくれます。
たき火に当たっている方々と挨拶を交わし、御神酒を頂きます。
社叢が長崎県天然記念物に指定されており気持ちの良いお参りでした。
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田八(でんぱち)湧水側の観音様にもお参りしました。
観音堂には観音様を中心に、聖徳太子像と地蔵様が奉られています。
正月用にお飾りがしてありました。
以前は山の中にあったのですが、参道が大雨で崩れ高齢の方々がお参りに行けなくなり、4年前に引っ越してきました。
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国見山山麓秋の装い

照葉樹林帯の紅葉は山全体が染まることはなく、このように深緑のなかに赤や黄色をちりばめます。
国見山の標高400m以上はアカガシ優占の林となります。
現在のアカガシ林は50~80年ほど前に薪や炭とするために一度伐採された2次林です。
伐採された後にいち早く成長するウリハダカエデがアカガシの樹冠を越えており、これらが秋になると赤く色づきます。
黄葉は陽樹のアカメガシワとアブラギリです。
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山麓ではススキは既に種子を付けています。今はツワブキの花が盛りです。
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秋の大収穫祭

秋の大収穫祭
開作秋祭りとトンネル祭りの合同開催です。
棚田の新米と新鮮な地元の野菜がいっぱい!!

是非お出かけ下さい・・・お待ちしています。
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コスモスを植えていた畑が連作障害で、昨年はとてもみすぼらしかったのですが、畑を変えて種をまいたところ、見事な花が咲きました。
秋の大収穫祭(11/4)のころには満開となるでしょう。乞うご期待!!

大山祇神社のしめ縄ない

9月26日の秋の彼岸大祭に向けてしめ縄ないをしました(ない=なうことの方言)。
鳥居用の大きいしめ縄が1本、拝殿入り口に細いものを1本、拝殿内にある社の屋根に1本、拝殿内にも細長いものを1本。境内の山神様の祠に1本。
10月10日の金比羅様のために、鳥居用1本、祠用2本。合計大小8本を作ります。
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(稲わらの丈が長く柔らかいので餅米を使います。まず藁に付いている葉など不要な部分をすぬいで、取り除きます。この藁を5~10本束ねてしめ縄の材料とします)
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(大しめ縄をなっているところ)
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(完成した大しめ縄を鳥居に取り付けました。・・・・・・完成・・・と思ったところ向きが左右反対で再度取り付けなおしました)

ミヤマアカネ保護田んぼ

当会では長崎県・佐世保市共に希少種(CR)に選定されているミヤマアカネ保全のために3ヘクタールの田んぼを作っています。田んぼは漏水の多い棚田なので掛け流しです。水は谷川から引いているので、水温が低く作柄は一般の田んぼの6割程度しかなく、米粒も小さい。しかし、とても美味しい米が収穫できます。
田んぼに水を入れるのが例年4月末。ウスバキトンボ・シオカラトンボを除き6月末ごろからマユタテアカネとカトリヤンマが羽化を始めます。
ミヤマアカネは7月中旬から羽化を初め8月中旬に産卵が始まり下旬頃に発生のピークを迎えます。昨年は約1600匹が発生しました(マーキング調査)。今年は発生ペースが遅いので700匹止まりだと思っています。
ミヤマアカネの保全を初めて今年で9年目。当初数カ所あったミヤマアカネの生息地が次第に休耕田化し(一部太陽光発電)、ついに県内では同町内の2カ所となりました。全個体数の99%以上が当会の保全田んぼに生息しています。
ミヤマアカネ保全田んぼで発生する2種を紹介します。

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マユタテアカネ:羽化するとすぐに田んぼから出ていきます。8月初旬には色づいたオスが田んぼで見られるようになります。
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ミヤマアカネ:羽化後も田んぼに止まります。後ろにはマーキングされたものが写っています。
マーキング調査から同じ田んぼで一生を過ごすもの、田んぼ外に出ていくもの。一旦出ていって再び田んぼに戻ってくるものもいます。
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台風前の夕焼け

天気予報では雨でしたが、午後4時頃から青空が見え始めました。一時的と思っていましたが夕暮れまで晴天が続きました。
台風7号がこちらへ向かっています。このような時は妙に夕焼けが綺麗なのです。
7時半を過ぎ西の空が赤くなったのでカメラを持って外へ出ると、期待していたとおり赤い太陽とそれに照らされた雲が金色に光っていました。形の良い雲があると太陽が沈んでからの方が綺麗です。
この日は19:40前後が最も美しい時間でした。結局20:00頃まで西の空に赤みが残っていました。

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