サワガニの抱卵

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抱卵したサワガニ

この地域でもサワガニが減少していると感じます。原因はイノシシの捕食によるものだと勝手に思っています。
今は水辺よりも、水辺から少しは離れた所でよく見かけます。メスのお腹を見ると、抱卵しているものが結構います。沢では子ガニが多いので比較的長い期間に産卵するのでしょう。

海の近くに棲むアカテガニは夏の大潮の夜に、抱卵個体が海へ幼生を放出します。何度見ても飽きない光景ですし、幼生放出の観察会を開くと多くの人が参加してくれます。海に放たれた幼生は3万個ほどで、この内親になれるのは1~2個体ほどと言われています。放たれたゾエヤ幼生は脱皮してメガロパ幼生となり稚ガニとなります。

一方、サワガニは母ガニに抱かれた卵の中でこの過程を過ごし、稚ガニになり、しかもしばらくは母親に守られています。ですからアカテガニに比べると親になる確率は高いのでは無いかと思いますが、・・・しかしアカテガニと同じなのでしょう。

ネムノキ

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街中ではみられませんが、里山へ出かけるとあちこちで見られます。
ネムノキは耕作放棄地や林縁、崩壊地後にいち早く進出します。それは、マメ科植物は空気中の窒素を固定できるからです。このようなことから地力の弱いところでも育つことが出来ます。
おまけに成長が早いので10年も経つと10メートル程に育ちます。こんなことから、ネムノキはあちこちで増えており、夏になると彩りを添えてくれます。

モミジウリノキ

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ウリノキ科  花は掛軸の軸の両下端に下げる「おもり」の「風鎮」に似てます

今年は、昨年より木々の花が咲くのが早いようです。ヤマボウシも1週間ほど早かったようです。
ウリノキは葉の形がウリに似ているのが和名の由来ですが、今日紹介するモミジウリノキは、ウリノキの変種で葉がモミジ(カエデ)のように深く切れ込んでいるからです。樹高は4m程度の落葉低木。
6月に写真のような花を咲かせます。果実は空きに青黒く熟します。
市内では国見山山麓の沢沿いに多く見られますが、スギ林に多いようです。ウリノキはありません。

ヤマボウシ

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ミズキ科

国見山でヤマボウシが咲き始めました。北松浦半島では唯一の産地です。
以前は沢山有ったのですが、営林署時代に林道沿いのヤマボウシはすべて売り払われた結果、今では車の入らない場所でしか見られません。
開作地区では、ジゾウガシと呼びます。かつて開作は炭焼きが盛んで、ヤマボウシはカシと並ぶほど良質の炭が出来たそうです。このようなことからジゾウガシと呼んだのでしょう。

花は多数が球状に集合し、その外側に大形で白色の総包片が4枚あり、あたかも花弁のように見えます(ドクダミと同じ)。
花は上を向いて咲くので、高いところから見下ろすと綺麗ですが、林中から花は殆ど見えません。国見山の展望台の周囲には数本あり楽しめます。
このころいつも思うのですが、国見温泉(山暖簾)の露天風呂の下に植えると、良いのに・・・と思うのです。
雲仙の九千部岳へ行くと、山一面のヤマボウシを見ることが出来ます。

なんだこりゃ・・・もち病

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ツバキやサザンカの葉が分厚い葉や変わった形に膨らんだのはよく見ますが、このように球形に膨らんだのは初め見ました。
若い葉が餅を焼いたように肉厚になり球状に膨れることから餅病の名が付けられています。餅病は担子菌に属するカビで、ツツジ類、ツバキ類だけに発生します。
春と秋、降雨が続き日照が少ないと発生しやすくなりそうです。

逆さ国見山

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田植えが済んだばかりの田んぼに夕日に照らされ国見山が映っています。
毎年見られる風景ですが、田んぼの持ち主さんは・・・こんな風景を創りだしていることをご存知でしょうか・・・。

照葉樹の新緑

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国見山の茶色っぽく見えるのはアカガシの新緑。低いところの鮮やかな黄緑色はスダジイの花。
開作付近はシイ林域ですが、標高450m付近からアカガシ林域に変わります。

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エゴノキは陽樹で明るい場所に多く見られます。水分を好む樹木なので乾燥地には見られません。
花は沢山つき綺麗ですが、寿命が短いのがが欠点。新緑も綺麗なので二度も楽しませてくれます。
花には数種のハチが訪れ蜜を吸っています。
果実を咬むととてもエグイ味が(味ではなく刺激?)します。これはサポニン類を含んでいるからで、このえぐみが和名の由来です。
開作ではコヤスノキと呼んでいますが、和名のコヤスノキは別にあります。

ヒメレンゲ

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佐々川上流域にて2016/5/5撮影
(ベンケイソウ科)
山地の渓流沿いなどの湿った岩上やコンクリート上などの、半日陰に群落を作って生えます。4月下旬から5月初旬ころに花を咲かせ、花弁は5枚です。開花間もない頃の葯は赤褐色でとても綺麗です。
開作では、雨天時に水がいつも流れるような道路脇(開作中央橋付近)にも大きな群落が見られます。
同科では、マルバマンネングサ・メノマンネングサ・コモチマンネングサ(畑などでも見られる)、外来種ではメキシコマネングサが見られます。

虹とヤマフジ

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開作の一番美しい季節になりました。
佐々川のほとりはイロハカエデの新緑が鮮やかで、それにヤマフジの薄紫が加わります。
早朝なので良い色が出ませが、取りあえず写そうと見上げると虹が。
欲張って一緒に写し込みました。・・・どこにヤマフジがあるかわかりますか?
・・・思った通り良い色が出ません。コンデジですから当然・・とカメラの責任にしておきます。
雨が降る前に、一デジで再度撮影を試みます。
取りあえずこれをアップして、良いものが取れたら追加します。
そうそう、アカショウビン・オオルリがよく囀っています。

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ヤマフジ(マメ科)は和名通り山(自然地域)に生えます。川沿いでよく見かけますが、これは日当たりとの関係だと思います。公園の藤棚のものはノダフジで花穂が長く、ツルは右巻です。

若葉

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クスノキ科 シロダモの若葉。金色と銀色が見られる。触ってみるとベルベットのような感触。子供の頃は銀色の方を「兎の耳」金色ものは「小判の木」と呼んでました。

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ブナ科 アカガシの若葉。銀色の毛が落ちると茶褐色の葉が現れる。銀色→茶褐色→緑と変化。もちろんアカガシ林のある国見山の色も変化します。

これらは、植物の紫外線対策。若い葉が紫外線の影響を受けないように色や毛で被っている。人が日焼け止めを施すのとおなじです。

ヤマザクラとヤブツバキ

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4月6日、赤木場のサクラ満開(天気が良くなかったので桜の色が良く出ていません)。
この辺りの山地では2種の野生の桜があります。一つはヤマザクラ。花が小さく若葉が赤い。
もう一つはオオシマザクラ(花は純白で若葉は緑)です。近年急激に分布を広げています。成長が早く花も早く咲きヤマザクラより花が大きく見応えがある。しかもソメイヨシノのようにテングス病にかかりにくいので、公園などに植栽されました。これらから小鳥たちによって種子が散布され分布を広げていると思います(果実は少し苦みがあるが甘くて美味しい)。
遠くから見ると、白い花はオオシマザクラで少しピンクがかっているのはヤマザクラです。
今日の風雨(4/7)で全て散ったことでしょう。

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開作地区にある田八の湧水。ヤブツバキの花もそろそろ終わりです。

春だ! 山菜だ!!

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茎が横に広がる形を「仏の座」と見立てた。春の七草の「ホトケノザ」標準和名では「コオニタビラコ」。・・間違えてシソ科のホトケノザを七草のひとつと思って食べていたと言う話も聞きます。

標準和名の「ホトケノザ」は赤紫色の花を咲かせるシソ科の植物。コオニタビラコは田んぼ以外では見られません。サット茹でておひたしにしますが、キク科ですから少し苦みがあります。

①~③までの種名が分かりますか。

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湿った所に生える3種です。花が咲く前はミツバとキツネノボタンは慣れないと分かりづらいです。かならず、臭いを嗅いで確認しましょう。キツネノボタンはミツバのように臭いがありません。
ミツバもセリも同じセリ科です、似た臭いがします。




①ミツバ ②キツネノボタン(有毒植物で黄色い花が咲く。既に咲いている株もある) ③セリ

野焼き

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それぞれに消火用の枝を持っていざ!!

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心配していましたが、昨年同様に良く燃え、皆ほっとしました。・・勿論、怪我や延焼もなく・・・

野焼きは市から許可を得て実施しますが、許可の期間は1ヶ月間。昨年は野焼きに適する天候と休日がなかなか一致せず3月末になりました。昨年の反省から今年は遅くならないように、2月7日から3月6日まで許可を受けたのですが、結局この間に野焼きが出来ず、再度許可申請をしました。
野焼きが出来る条件は、「①草が乾いていること。②人手が十分であること。③強風が吹かないこと」です。このため、毎週末の天気が気がかりです。生憎土曜まで晴れで日曜日が雨のパターンが続きました。昨年と同じになりましたが、3月末が最後のチャンスです。天気予報を見ながら、26日(土)に実施することにしました。当日は昼から所により雨の予報です。世知原町開作は山間部でよく雨が降りますので心配でしたが、曇ったものの雨は降らず予定の11箇所全てを焼くことが出来ました。
一箇所では大きなイノシシが飛び出してきて驚きました。
野焼きをした草原には草原生の希少植物や昆虫(ヒナヒゴタイ・ノヒメユリ・ゴマノハグサ・ヒメシオン・ウラジロヤナギアザミ・リンドウ・フナバラソウ他)が数多くあり、県の「重要な里地里山」に選定されています。11箇所を焼きますが、特に3箇所に希少な植物が多く、野焼きがこれらの植物を保全しています。
区長の仕事の締めくくりでもあります。

☆前回の「図鑑でツクシと調べても出てきません・・どうしてでしょう?」・・・ツクシはシダの仲間で、スギナの繁殖器官(胞子葉・ほうしよう)の名前なので、図鑑では「スギナ」として掲載されています。

タネツケバナ

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はかまを取って、卵とじにすると良い肴に・・・。図鑑でツクシと調べても出てきません・・どうしてでしょう?

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アブラナ科・・ピリッとした辛みが美味しさ

日が長くなり、この数日暖かい日が続いています。田んぼの畦ではツクシが背伸びをし、タネツケバナは白い花を沢山咲かせています。
アオモジやナンバンキブシなどの木々も花を咲かせており、ヤブツバキの花はピークを迎えています。
タネツケバナの和名の由来はこの花が咲くころに、種籾を水に浸けることに因んでいます。私は苗箱に籾を撒くのが4月の中頃ですから、由来通りです。
水辺にはタネツケバナより葉も花も大きいオオバタネツケバナがあります。これは、今が摘み頃でマヨネーズ
を付けて食べると、アブラナ科独特の辛みがありビールのつまみに最適です。和製のクレソンと言えます。

板山茶園内の風力発電計画について・・第2報

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総会の様子

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シールは全て反対の赤丸

2月19日に世知原地区町内連合会臨時総会(議題:板山地区風力発電機設置について、その他)が公開で開催されました。傍聴席は支所が準備した席が不足し、椅子を出し対応していました。これは、市が予想した以上に住民の関心が高かったことを表しています。

まず、金沢市の建設会社{(RYOKI ENERGY㈱)}の説明が有りました。内容は低周波と騒音に関することで、低周波は人に対する影響は無く、騒音の環境基準である夜間45dBは図書館の室内と同じほどで問題ないとの説明でした。
続いて板山区長の藤田さんが臨時総会開催要請についての趣旨を説明。その後、スーパーモンーング・NHKで風車騒音の実態を捉えた番組の録画を放映しました。それに加えパワーポイントを使い環境省が発表した騒音被害・独自に調査した田平町の風車被害の実態。建設後の風景の変化等について話をしました。

総会終了後に退席される方々に公開の場でシール方式を用いて賛否を問いました。その結果、風車建設の賛成者は0名で反対者53名でした。

(RYOKI ENERGY㈱)はこれでも計画を進めるのか?

当日の説明資料(http://www5d.biglobe.ne.jp/~furusato/topikkusukannkyou.htm


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2016/2/12 16:02 撮影

今日は、春一番ですね。家の中より外の方が暖かい日よりでした。
南寄りの風が強く、晴れ間が見えたと思ったら曇って一時雨も降りました。こんな日のプレゼントは「虹」。
久々にみられた美しい虹でした。
夜になってさらに南寄りの風が強くなり、時折突風が吹き二階にいると家が揺れます。
ヤマアカガエルが賑やかに鳴いています。多分今年最後の産卵になるのではないでしょうか。

開作で 積雪30㎝

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今回はこの程度の氷柱が出来ていました。あと数日寒波が続くと見事なものが見られるはずです。

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林道はこんな状態。所々で雪の重みで木が垂れて道を塞いでいます。枝を引っ張って揺らすと雪が落ちるので、車が通れる位に立ち上がります。5~6回ほどやりました。

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国見山山頂下の駐車場に「かまくら」が・・・。多分昨日作られたのでしょう。

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展望台の下に巨大なカマボコ出現!!。


多分2年ぶりの雪らしい雪。以前は毎年2回ほどはこのように雪が積もっていました。
雪が降っていたので、国見山山頂からの眺望は得られませんでした。
この様な風景も年に数度は良いですね。

ヤブコウジ

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(ヤブコウジ科)
この時期、林縁や林内では、赤い果実が目立ちます。これは種子を散布してくれる鳥へのアピールです。
さて、万両・千両はご存知と思いますが、ヤブコウジは何両でしょう。
まず、
一両。これはアカネ科のアリドオシ。常緑小低木で葉の付け根に鋭く長い刺があります。果実は赤でパラパラとしかなりません。
十両。これが今日話題のヤブコウジ(藪柑子)です。昔は赤い果実を山のミカンに見立てたヤマタチバナ(山橘) の名で知られていました。・・・漢字で書くと分かり易いですね。
百両。この辺りでは見ることがない、カラタチバナ(サクラソウ科)です。私は、男女群島でしか見たことがありません。これは江戸時代に斑入りの品種が作られ、高いものでは百両もの高額でで取引された事が名の由来です。
千両・万両。万両は千両より沢山果実か着くことが名の由来となっています。
いずれも、お正月の縁起物とされています。

サルの来とる!!

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木の頂きでくつろぐ親子(12/28)

UMさんから、慌てた様子で電話。・・・サルが屋根の上を走り廻った上に、二階の窓ば叩きよる!
・・・まず、家の中に入らないように、戸締まりをして。
ほっとけば、何処へ行く、石を投げるなど追い払ったりせずに・・・・・・。
しばらくして、見に行くと向かい隣のUSさんの杉の木に1頭、オスではない。よく見ると子供がいる。
私に驚いてカボチャを落とす。USさんと見ていると、少し離れたタブノキの頂きに移動。
USさん宅の裏の温州ミカンを食べた跡があった。
離れザル(若いオス)は時々来るが、親子は珍しい(昨年も見た)。結局、その日だけで、開作では見なくなった。
おそらく、佐賀県の背振山系からきているのであろう。
今年の干支が一足先に来てくれた。・・縁起がいいではないか。