ミヤマアカネ保護田んぼ

当会では長崎県・佐世保市共に希少種(CR)に選定されているミヤマアカネ保全のために3ヘクタールの田んぼを作っています。田んぼは漏水の多い棚田なので掛け流しです。水は谷川から引いているので、水温が低く作柄は一般の田んぼの6割程度しかなく、米粒も小さい。しかし、とても美味しい米が収穫できます。
田んぼに水を入れるのが例年4月末。ウスバキトンボ・シオカラトンボを除き6月末ごろからマユタテアカネとカトリヤンマが羽化を始めます。
ミヤマアカネは7月中旬から羽化を初め8月中旬に産卵が始まり下旬頃に発生のピークを迎えます。昨年は約1600匹が発生しました(マーキング調査)。今年は発生ペースが遅いので700匹止まりだと思っています。
ミヤマアカネの保全を初めて今年で9年目。当初数カ所あったミヤマアカネの生息地が次第に休耕田化し(一部太陽光発電)、ついに県内では同町内の2カ所となりました。全個体数の99%以上が当会の保全田んぼに生息しています。
ミヤマアカネ保全田んぼで発生する2種を紹介します。

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マユタテアカネ:羽化するとすぐに田んぼから出ていきます。8月初旬には色づいたオスが田んぼで見られるようになります。
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ミヤマアカネ:羽化後も田んぼに止まります。後ろにはマーキングされたものが写っています。
マーキング調査から同じ田んぼで一生を過ごすもの、田んぼ外に出ていくもの。一旦出ていって再び田んぼに戻ってくるものもいます。

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